戦後８０年に寄せて　

 

改めて　記すことに　若干抵抗を持ちながら

 

 

 

でも　私の記憶の中の鮮明な戦争の爪痕の記憶をここに。

 

 

 

幼稚園に通っている時だった。

 

 

 

隣の席の男の子が暫く欠席で

 

 

 

先生から　亡くなられたとお話があり、

 

 

 

ご葬儀に皆で参列した。

 

 

 

長崎に投下された被爆２世だった　その友達が

 

 

 

白血病で亡くなられたと。

 

 

 

忘れないでね。　　忘れないでね。

 

 

 

と　ご身内の方がお話されていたことを　鮮明に覚えている。

 

 

 

友達が書いた絵も　鮮明に。

 

 

 

悲しくて　悲しくて　　どうしたら良いのか　わからないほど

 

 

 

ショックだったことを　今でも　覚えている。

 

 

 

何かが　あるたびに　その記憶は　よみがえり

 

 

 

今はもう他の景色になっている

 

 

 

そのお別れの場所を　帰省の時に通るたびに

 

 

 

心の中で　再び　祈る。

 

 

 

何が起こるのか　わからない　自然の摂理は

 

 

 

受け止めなければならないだろうけれど

 

 

 

人が　人を　傷付ける以外に　何も　生まれない争いが

 

 

 

起こらない世界になることを願っています。

 

 

 

直接的な反戦の歌詞の歌を　悲しくなりすぎて

 

 

 

とても冷静に歌えないけれど。

 

 

 

 

すべての悲しみが　浄化されますように。

 

 

 

 

ヴォーカリスト西みほ